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太陽系の形成過程に迫る 彗星のちり解析 スターダストは2004年1月、 ビルト第2彗星に接近、ちりを採取。 ちりを納めたカプセルは06年1月、地上に落下し回収された。 45億年前の太陽系形成期に大規模な物質の移動があったことを、 九州大理学研究院の中村智樹准教授(惑星科学)のグループが、 NASAが回収した彗星のちりの解析で突き止め、 19日付の米科学誌サイエンスに発表した。 (論文は18日付の米科学誌サイエンスに掲載) 惑星の構成物質が太陽系の内側から外縁部へ、 (火星−木星間の小惑星に含まれているのと同じ物質) ダイナミックに移動した後に天体を形成していった様子がうかがえ、 太陽系形成期の物質移動の証拠となり、 太陽系の初期形成過程を知る手掛かりになるという。 中村准教授によると、 太陽に比較的近い1500度を超す高温空間では、 浮遊するちりが溶融しコンドリュールという微粒子を形成。 太陽系の内側でこの物質が集まり、 この物質が集まった小天体が衝突、合体することで、 次第に地球などの惑星が形成されたと考えられてきた。 グループは、 太陽系形成期からの生き残りで、 太陽から最も遠い太陽系外縁部で形成された短周期彗星の組成を調べるため、 NASA探査機が回収に成功した彗星放出物の微粒子(直径0・1ミリ以下)を分析。 その結果、マイナス200度にもなる低温の外縁部にも、 太陽近くで約1500度の高温に熱せられてできた高温生成物で、 小惑星に多く含まれる「コンドリュール」が存在することを確認した。 さらに詳しく調べたところ、彗星のコンドリュールは、 小惑星の中でも、木星に近い外側の軌道を回るものに似ていた。 中村准教授は「一部のコンドリュールしか移動していないとすれば、 現在の太陽系形成モデルでは、この大移動を説明できない」と指摘。 今後、彗星のコンドリュールが形成された時期などを詳しく調べるとしている。 研究チームには九州大のほか、 茨城大、大阪大、高輝度光科学研究センター(兵庫県佐用町)などが参加している。 2008/09/19 参考:共同通信・時事通信・西日本新聞 |
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